景気回復、日経平均予想(無料株セミナーまとめ)

株価の大底はいつか

  • 世界各国が協調して大恐慌を防ごうと全力を尽くしており、迅速な世界的利下げと日米のゼロ金利政策による金融緩和が進んでる。
  • 2008年12月末の株価レーティング(5段階の株価格付け)の平均が3.0となり、2ヶ月連続で改善している。
  • 直近の日経平均を見ても、これだけ悪材料が出ているにもかかわらず、25日移動平均線が横ばいになっており、株価の底堅さを示している。
  • 景気後退期間は過去の実績より、最長243日、平均132日、55日で、今回もこの範囲で、かつ景気の谷を2009年6月15日と仮定すると、株価の大底はそれぞれ2008年10月15日、2009年2月3日、2009年4月21日。
  • 以上より、株価の大底はすでに過ぎたか今年の春頃とする大不況シナリオをメインとしつつ、まだ下落相場の途中でこれから大恐慌となるリスクも考慮しておくというスタンスが妥当といえる。

日経平均の予測方法

  • 日本株の最大の投資家は外国人なので、外国人が日本株を買う時に日本株価が上昇すると言える。
  • 外国人は、日本株を景気敏感かぶと見なしているので、世界景気がよくなれば株を買う。
  • 世界景気はOECD全体の景気先行指数とよく相関しており、同指数がよくなると5ヵ月後に世界景気がよくなる、つまり日本株価が上昇すると言える。

今後の日経平均はどうなるか

  • OECD全体の景気先行指数は2008年10月、11月と悪化してきている。
  • この指数の下降がいつまで続くかはわからないが、過去の傾向より下降がひとたび反転すと、すぐに下降することいった傾向はない(だましがない)。
  • OECD全体の景気先行指数と日経平均の高値(安値)がほぼ対応している。したがって、もしこの指数の悪化が上昇に転じれば、日経平均が上昇相場となることが予想される。(ただし、もし反転がなければ大恐慌突入の可能性もある。)