渡辺喜美元行政改革担当相を応援しとく

怒りの発端

  • 行革担当大臣時代の公務員制度改革で、官僚と戦っているさなか、はずせと福田首相に言ったのが当時の麻生幹事長。
  • 麻生さんは、最初は直ちに解散・総選挙のはずが、アメリカの金融破綻を受けて、景気回復に全力投入し、それから選挙だと言った。しかし、景気回復のための第2次補正予算を先送りにした。解散総選挙景気対策もやらないのは国民に対する裏切りと言ったが、無視されてしまった。

官僚主導から政治主導へ

  • 金融経済危機を乗り越えるためには政治主導の各省横断的な総合国家戦略が求められる。だからこそ公務員制度改革も同時に進められなければならない。利権温存・拡大の省益中心政策では危機を乗り越えられない。
  • 選挙で国民と約束したマニフェストを国家戦略として実現していくために、官僚機構を政治決定に従わせることが必要になる(官僚内閣制→議会制民主主義)。

進め方、方針

  • 危機管理内閣を作る。一時的に上位2党による大連立、だめなら選挙後に第三極を作り、起爆剤となって危機管理内閣を作る。
  • 官僚主導から政治主導へ、中央集権から地域主権へという理念を共有する首長、地方議員、経済界、学者、メディア関係者などにも協力いただいて国民運動を起こす。
  • 2月中に参加メンバーや具体的な政策を固め、3月から各地でタウンミーティングを開いて、国民との対話を進める。


自民党をたった一人で離党した渡辺喜美行政改革担当相を応援したい。政策的なことはよくまだよくわからないし、まったく準備不足みたいだが、今日のサンプロを見たら熱意だけはよく伝わってきた。
無所属の江田憲司衆院議員と江口克彦PHP研究所社長も加わったし、今後も着々と仕込んでいって、選挙時に国民的なムーブメントが起きれば、本当に日本をまっとうな政治の国に導く布石になるかもしれない。
新しい金融システムの構築とか、戦争放棄どうするのとか、これから日本をどういう戦略で作っていくのか、を構想しなければいけない重要な時期なのに、ここでまた官僚の横暴を許してしまったら、もう今度こそ本当に日本は終わに向かう。
次の選挙はほとんど民主党過半数を取っても、結局中の人がばらばらで結局政策の議論はされそうもない。そんなことで官僚を封じ込められるはずもないから、今の政治を変えるためにはやはり政界再編が必要だと思う。

麻生首相はもはや救いようがない(渡辺喜美氏)
渡辺喜美 自民離党の裏にあるもの