抗うつ剤の恐怖

いま服用中の抗うつ剤

2008.11.20〜

2008.11.26〜

2008.12.3〜

2008.12.10〜


どんどん増量するのはうつの一般的な療法らしいが、薬を飲んでも、増量しても何の変化もないし、もう治ったんじゃないだろうか、あるいはそもそも本当にうつだったのか。安易に診断されてしまった気もするし、治療が疑わしくなったので、ちょっと薬を飲むのをやめてみた。
そしたら、しばらくして手が震えだし、夜になると幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたり、怖くて眠れなくなってしまい(マジ宇宙人やってきたかと思った)、あわてて服用を再開したら落ち着きを取り戻した。
しかし、やめただけであんなふうになってしまうとは、この抗うつ剤は実は強い効果があるということになる。ひょっとして、薬なしじゃ生きられない薬漬状態になってしまったんじゃ?そう思うと怖くなってきて、いまさらながらうつ関連本をあさることにした。

「薬でうつは治るのか」という本には、そもそも学者や医者もうつとは何なのかをちゃんとわかっていないとあった。よくわかっていないのに、患者の言葉と症状だけを頼りに、これはうつだと判定し、安易に抗うつ剤を処方している可能性が高いという。
薬によって不安定な精神状態をよりよくすることはできるが、うつの定義が微妙なのだとしたら、いったい何をよくしようとしているのか。いつまで薬を飲み続ければいいのだろうか。もし、本人が満足したと言うまでとするならば、そもそも満足な状態で生きている人間なんているわけがないではないか。
不満足な状態でいる人は、それを訴えるだけで誰でもうつと診断されてしまう可能性があることになる。

仕事がうまくいかなくて、落ち込むなんてことは誰でも経験することだし、それを乗り越えてこそ人は成長するもの。自分が成長しない人生なんて何のためにあるの?っていう話です。

あわわ、と思ってあわててセカンドオピニオンの精神科に駆け込んだところ、急に薬をやめるのはもってのほかと怒られてしまった。ただ、薬を安易に処方しすぎる傾向があるのは本当のことなので、調子が良くなっているのであれば、少しずつ薬を減らしていくのは間違いではないとのこと。ただ、まったくゼロにしていけないのと、会社復帰時や生活に変化のある時期に、薬の量を変えてはいけないこと。などの助言をいただくことができた。

うつも怖いが、抗うつ剤の弊害はもっと怖いので、扱いには十分注意したほうがいいです。

薬でうつは治るのか? (新書y)

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