2009宇宙天文年は日本で46年ぶりの皆既日食

http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/image/map-japans.jpg

ガリレオが人類で始めて望遠鏡を星空に向けて宇宙の姿に迫ったとしからちょうど400年ということで、国連が2009年を世界天文年と定め、国内各地でいろいろなイベントが控えている。
なんか強引な気がしないでもないが、今年は日本で46年ぶりに皆既日食が起こり、今年を逃すと日本の場合、次回は2035年まで待たなければならない。ということでかなり貴重な年であることは確かだ。

鹿児島県南部の皆既日食

  • 2009年7月22日に奄美大島北部、トカラ列島屋久島、種子島南部などで起こる。
  • 皆既日食になると、太陽のまわりにはコロナ(もしかしたらプロミネンス)が観察できる。
  • 夕方・明け方の薄明中のように暗くなり、明るい星ならば見ることができる。
  • 地平線近くは、夕焼け(朝焼け)のように空が赤く染まって見られる。
  • 暗い時間は最大で6分44秒(今世紀中最大)

日食を見るための手段

  • トカラ列島十島(としま)では、近畿日本ツーリストのツアー客のみに限定している。第一期は募集完了したが、第二期は今年1月14日に募集開始する。ちなみに最も安い6日間コースで34万2千円で、第一期では2056人の中から815人が選ばれた。皆既日食ツアー
  • 船で海上から見るツアーが日本含め世界各地で企画されている。日本のを調べたら小規模のツアーがたくさん企画されていた。しかし、ほとんどがキャンセル待ち状態のよう。
  • 中国やインド、ネパール、バングラディッシュブータンミャンマー等でも見られ、特に中国は上海市杭州市・武漢市・重慶市成都市などの大都市で見られるので、普通に海外旅行いってついでに日食というのも手。真っ暗な大都会というのも乙だ。

飛鳥Ⅱなどの豪華客船系では高価なツアーにかかわらず軒並みキャンセル待ち状態、そんな中下記はこれから申し込みとなっていた。これも激戦となるのかもしれない。

姫路発講義付きで船のツアー

  • 兵庫県の姫路港を出航後、小笠原諸島方面に向かう。5泊6日。
  • 船上で教授らが日食や太陽の役割について講義し、観測の実習をする。
  • 申し込みは5月13日から。
  • 問い合わせは日本旅行神戸支店。電話078(371)2810。

国立天文台特集記事

今後の日本で起こる日食

2009.07.22 皆既日食 種子島南部から奄美大島北部
2012.05.21 金環日食 屋久島から福島県にかけての太平洋沿岸
2030.06.01 金環日食 北海道
2035.09.02 皆既日食 能登半島から茨城県
2041.10.25 金環日食 本州中央部
2042.04.20 皆既日食 鳥島近海
2063.08.24 皆既日食 北海道南部、青森県
2070.04.11 皆既日食 伊豆諸島
2074.01.27 金環日食 大隅海峡
2089.10.04 皆既日食 尖閣諸島
2095.11.27 金環日食 中国・四国地方

日食情報データベース

追記、↓結局上海で見た。しかし雨 orz