アキバ事件における救助活動まとめ

もし目の前に重篤な方がいたとして、はたして私に救助活動ができただろうか。

惨劇のアキバ 救命最前線は

今回の救助でよかったところ

・医療隊要請12分で到着
トリアージの精度が高く分散搬送ができた。
重篤状態で搬送された男性(54)は、一命を取り留めた。

救助のポイント

・救助にあたっては、血にはなるべく触れないこと。B型肝炎は血液を通じて感染する病気で、C型肝炎より感染力が強い。ゴム手袋、なければスーパーの買い物袋で手を覆うだけでも感染防止に有効。
・救助のポイントは、「脳に血液を送り続けること」。
・意識や呼吸がない場合は、人工呼吸や心臓マッサージ。心臓マッサージは、硬い床の上で、あおむけの負傷者の胸に両手を重ねて置き、両ひじを伸ばしたまま垂直に体重をかけて行う。心臓マッサージだけでも十分効果的。

今後の課題

・今回のような惨事に消防や病院がどう対応したのか公表する必要がある。
・ロンドン市議会はロンドン同時爆破事件での救急活動などの検証結果を約1年後に発表した。
地下鉄サリン事件では「検証はしたが外部には公表していない」(東京消防庁)。
・電気ショックを与える自動体外式除細動器(AED)が現場付近で見つからなかった(JR秋葉原駅付近まで走って取ってきてもらった)。
・地域ぐるみの取り組みが難かしい(110番の家」設置を検討したことがあるが、「追いかけてきた不審者に店員が襲われてケガをしたらどうするか」と実現できなかった。また、秋葉原電気街振興会への加盟率が「全体の5割以下」)。