アキバ事件撮影状況の補完、私のしたことは不謹慎だったのか

偶然居合わせた惨劇、そしてたまたま手にはビデオカメラが。そんな状況で撮影しない人がいるだろうか。

最初は何があったのかさえよくわかっていなかったので、騒然としている現場で珍しい映像が撮れそうだというわくわくだけだった。

ニュース等で後から知った情報からすると、私が秋葉に着いた13:40分頃にはすでに犯人は逮捕されていて、重症の被害者の方はすべて搬送された後であったらしい。
惨劇のアキバ 救命最前線は

明日になれば、まったく何もなかったかのように消えてしまうだろうこの瞬間を残しておくには今撮影するしかない。という思いで夢中でカメラを向けていた。

ただ、事件はすでに収束に向かいつつあるようで、大人数の警察や救急チームが活動に当たっている絵しか入ってこなかった。なんか物足りない、もっといい絵は取れないだろうかなどと思っていた。惨状現場に張られた非常線との距離が、すこしバーチャルぽくなっていて、だからちょっとおかしくなっていたと思う。しかし冷静に撮影することはできていて、後には映像だけが残った。

映像の意味こそよく理解できてなかったが、もしかしたらこれがジャーナリズム精神というやつなのかもしれない。