1月のスパムメールの世界動向

Kaspersky Labs Japan(ロシアのセキュリティベンダー)

  • 全メールトラフィックに占めるスパムの割合は平均77.6%(前月比0.5増)
  • 全メールの2.75%でマルウエアファイルが検知
  • 最も多くメール送信されたマルウエアは銀行や決済システムのWebサイトを模倣してログインIDやパスワードを盗難するトロイの木馬プログラム「Trojan-Spy.HTML.Fraud.gen」
  • スパムの割合が増加した要因には、法的介入などにより2010年後半から減少していた米国発の迷惑メールが復調してきたことがある。
  • 米国から発信されたスパムは、2010年8月には全スパムの15.5%と圧倒的に世界トップだったが、同年11月、12月には1.5%以下に減少しトップ20から脱落した。しかし、1月には2.07%と増加に転じ、再び世界14位にランクインしている。
  • 米国のトップ20再ランクインは、サイバー犯罪者が米国内のボットネットを復活させている兆しであり、由々しき事態として、警戒を呼びかけている。
  • 西欧のリスマス休暇ではなく、ロシア正教のクリスマス休暇にあたる1月初旬において、スパムメールが減少したことから、ロシアの犯罪組織が世界のスパムビジネスにおいて重要な役割を果たしていると考察
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/pcnews/1299501326
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110307/358061/