日曜、中国投資は今かね?

長期的に中国が有望な投資先であることは間違いないのですが、多くのリスクを抱えていることも事実なので、目先の損失は覚悟しなければならない。少なくとも今わかっていることを情弱なりにまとめる。おそらくどこかに書いてある情報と同じと思う。

  • 中国、アジアの時代
    • GDPは、4兆ドル(世界の7.3%)
    • 住民の貯蓄残高は、21兆8000億元
    • 外貨準備高は、2兆ドル(世界一位、7割は米国債はじめドル建て)
    • 貿易黒字は、3000億ドル
    • アジア圏が世界景気を牽引
    • 中国の成長率は8.0%(雇用維持ライン)
    • アジアの来年の成長率は6.4%(アジア開銀
    • アジア全体で上がっているが中国上昇の潜在力は断トツ
    • ボリュームゾーン増大で、安価な中国製品の需要増、大量消費時代の到来
    • 競争力ある商品はアジア外企業も恩恵
  • 金融危機脱出の兆し
    • 巨大な官、規制が強かったので金融危機の影響が軽微
    • GDPは下落が止まりつつある
    • 内需は急速に伸びている
    • 工業生産は回復基調
    • 生産スピードは回復、7.1%増
    • 都市部固定資産投資の伸び率は32.9%(1-7月)
    • 社会消費品小売総額の伸び率は15.0%(1-7月)
    • 不動産販売は、面積ベース、金額ベースともに増加
    • 地域格差是正策
      • 農村部でのみ家電製品に対する補助金政策
      • 小型車の取引手数料を半額
      • 農村部の購入者には13%補助
      • 農業税撤廃、農地使用権売買の自由化、農村年金の普及、教育予算の農村配分
    • 上海万博特需
      • 2010年5月開催
      • 金融危機からの再起をうかがう
      • 建設などに4兆円の経済効果
      • 地下鉄の営業運転距離は東京を抜いて世界3位へ
      • しかし農村部がますます差を実感?
  • 経済政策、構想
    • 金融危機後の新しい国際金融秩序の主導権を握ろうとしている
    • 国際通貨基金のSDRを基軸通貨に育てる構想
      • 米国の資金不足を招き、財政政策に悪影響
      • 極端な変更は中国にもデメリット
      • 原油、金に置き換えを検討している
    • 人民元改革(元の完全フロート化)
    • 成長モデルはGDPモデルから環境、福祉モデルへ
    • 重点産業の振興計画、イノベーション仕込み
    • 国有企業改革(標準的な民間企業と同じ仕組みにする)
  • リスク
    • 先進国の景気後退は底入れしていない、外部環境は依然として厳しい
    • 都市住民:平均化処分所得の伸び率は4.6%低下
    • 農村住民:現金収入の伸びは11.7%低下
    • 業種間、地域間、所得配分の不均衡
    • 中小企業の投資意欲に積極差がない、資金調達困難
    • 軍事予算は世界第2位、説明なく周辺諸国不安
    • 温暖化ガス排出削減に対する姿勢弱い
    • 共産党による一党支配(下からの民主化が懸念)
    • メディア統制(網民、政府批判メディアの商業的な利益をどう確保するか)
    • 沿岸内陸(発展から取り残された、豊かさを実感できない農民の怒り)
    • 民族問題(漢族は経済的恩恵を受けたがウイグルは受けてない)
    • 台湾問題(独立認めてない、大規模な経済対立も)
    • 官僚腐敗